皆さん、こんにちは。いそべゆうこでございます。

報告③では私が所属する常任員会(厚生文教常任委員会)に付託された議案の中から、議案第15号(令和元年度川西市一般会計補正予算 第5回 教育費)について報告します。

第10款「教育費」の補正予算では、教育情報推進事業において、教育用タブレット端末の整備費用として、使用料及び賃借料1529万4000円が追加計上されています。これは、令和2年10月から実施予定の小学校5・6年生、および、中学1年生の全児童生徒への教育用タブレット端末の整備経費です。(タブレット端末は5年間リースした後、譲渡されます。)

勿論、必要不可欠な予算であります。この他、障がい者総合支援事業における児童発達支援と放課後デイサービスのかかる費用(扶助費)の追加など民生費と教育費で挙げられた補正予算に関しては、全員賛成で原案通り可決されました。

ICT教育環境の充実やプログラミング教育の推進には、WiFi環境をどう整えるか、さらには、どのOSを搭載したタブレット端末をリースするかがとても重要だと考えています。

そこで、2月に小金井市の小学校に視察に行った時に学んだことを活かして(視察の概要は3月1日のブログで報告をしておりますのでご覧ください)、確認と要望をしました。

OSは兵庫県が推奨する3種類(Windows、Mac、google chrome)から選ぶことができるとこのとです。また、タブレット端末の購入に際しては、兵庫県で一括購入するとのことでしたが、各市のニーズに応じた端末をオーダーできることを確認しました。

小学校であれば45分、中学校で50分、限られた時間でスムーズに授業を始め、ストレスなく授業を進められるよう、WiFi環境整備においては、教室だけでなく授業活動をする体育館やその他のエリアのアクセスポイントの整備が大切なこと、さらには、起動が早く経年変化があったとしてもストレスのないOSやタブレット端末を選択することが肝要であることを伝えました。

特定のメーカーや企業名を伝えると利益誘導になりますので控えましたが、これらの視点を大切に、OSとタブレット端末の選択を考えるよう要望しました。

ICT教育の環境整備(小学校と中学校全児童生徒、一人一台のタブレット端末が利用できる環境整備)がもっと早くにできていたら、新型コロナウイルス感染予防のための自宅学習として、各家庭でのWiFi環境整備の課題は残りますが、オンライン授業ができたかもしれません。

この他、教育費では川西養護学校のトイレ改修の補正予算が計上されていました。

今回は1階の職員用トイレと2階の児童生徒用トイレの改修です。

前回、1階の児童生徒用トイレが改修され、使い勝手が以前より良くなったと聞いていましたが、使っているうちに、改善点も見つかったと聞いていました。例えば、洗面ボールがもう少し大きかったら、子どもが自分で手を洗っても濡れることが少なくなる、洗面台の高さが調整できればさらに良いなどです。

そこで、審査の際に今回の改修に際して、先生方や生徒など実際に使っている人たちの声をヒアリングするか確認したところ、「そのようにするつもりでいる」との返答だったので、事前に聞いていた要望を伝え、使う人がより安全で使いやすいトイレになるよう要望しました。

尚、厚生文教常任委員会での各議案の審査の内容は、川西市議会のホームページ「委員会報告書」で確認いただけます。