皆さん、こんにちは。いそべゆうこでございます。

一昨日(令和3年9月24日)、30日間にわたる定例会が閉会しました。本議会では、報告案件2件、同意案件1件、諮問案件4件、認定案件9件、議決案件7件、請願1件を審査しました。議案等の審議結果は次のURL(PDF)の通りですが、認定案件のうち、令和2年度に関する一般会計と特別会計の審査については、10月の一般会計・特別会計審査特別委員会に付託され、閉会中の継続審査となっています。また、議決案件については、すべて原案通り可決しています。請願1件については、以前から広報員会で検討されている内容であるため、引き続き広報員会で取り組むこととし、継続審査となりました。

<議案等の審議結果>

https://www.city.kawanishi.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/000/009/03.09shingikekka.pdf

いくつかの議案について、結果といそべゆうこの見解をご報告いたします。審査の概要や内容は、後日発行される「かわにし市議会だより」や川西市議会ホームページの会議録検索システムで確認いただけます。

<上下水道事業会計の決算認定について>

○上下水道とも人口減少に伴い給水人口は減っているものの、コロナ禍での感染予防のために使う水や自宅で過ごす方が多くなったため、水道の使用量は増えた。さらに、コロナ対策として水道料金の減免を実施したが、決算としては増収増益となった。

<令和3年度川西市一般会計補正予算(第5回・第6回)について>

○教育支援センターが運営している学びのスペース「セオリア」が移設されることになり、新たなスペース(パルティK2直内、現教育支援センター事務所スペース)において、今回の予算が利用者の皆さんのより良い学びはもとより、指導者の皆さんにとってもより良い指導ができるようになっているか、様々な議論をした。

→ 義務教育においては、基本、学校が学びの場ではあるものの、「セオリア」やフリースクールなど、様々な学びの場があって良いと考えます。近年、セオリアに通う小学生も増えてきています。学校でのICT化も進み、一人一台のタブレットPCで、どこにいても学校と同じ学びの機会を得られます。「不登校」という言葉でくくられていますが、「学校に行きたくない」のではなく起立性調節障害などで心身ともにしんどく「学校に行きたくても行けない子どもたち」も沢山いています。多様性が謳われる時代。学びの場の多様性への理解を深め、場を確保していくことにも取り組みたいと思います。

○コロナ対策として8月に事業者支援分として交付金の追加配分があり、キャッシュレス決済サービスの推進を図ることで、売上増、消費拡大につながるよう市内事業者を支援する事業の予算が可決された。

○(仮称)川西市地域公共交通計画の策定が、上位計画である第6次総合計画の策定の一年延期(新型コロナウイルス感染症の影響)に伴い、一年遅らせるため、今年度の委託料を減額させる予算案が可決された。

<川西市こども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について>

○「川西市子ども・子育て計画」と「子ども・若者育成支援計画」の統合により、これまでの「こども・子育て会議」と「青少年問題協議会」でそれぞれで審議されてきたことを、生まれてから青少年・若者に至るまで、一つの流れを踏まえて包括的に計画を策定できるような体制を整える条例が制定された。また、このことにより、会議の名称を「川西市こども・若者未来会議」に変更することが決まった。

→ 生まれたときから青少年・若者まで、切れ目ない計画が立てられるようになる体制はとても大切であると考えます。また、教育委員時代から「青少年問題協議会」という名称には違和感があり、名称の変更を意見していました。しかしながら、規則で決められているため変更には至りませんでしたが、今回の条例の制定を機に、建設的な響きの良い名称に変わったことも喜ばしいことと考えています。生まれたときから問題行動を起こす子どもはおらず、育ちや学びの環境の中で、様々な課題を抱えてくると考えます。教育という視点だけでなく、福祉との連携も大切であり、一人でも多くの子どもが明るい未来に夢を描いて育つような環境整備に、今回の条例の制定が効力を発揮してくれることを切に望んでいます。

9月議会は閉会しましたが、閉会中の継続審査として、10月には令和2年度一般会計・特別会計決算審査特別委員会が開催されます。今回は、一般会計決算を担当いたします。市民の皆さんや国民の皆さんの大切なお金をいかに効果的に使えたか、より良いまちづくりや安心安全な暮らしにつなげられたか、しっかりと審査いたします。