皆さん、こんにちは。いそべゆうこでございます。

令和3年2月17日から38日間の会期で第1回川西市議会(定例会)が開催されました。

この議会では、一般会計・特別会計(国民健康保険事業・後期高齢者医療事業・介護保険事業・用地先行取得事業・中央北地区地土地区画整備事業)・企業会計(水道事業・下水事業・病院事業)とも年度末に際しての決算見込みでの補正予算審査や、令和3年度以降になる見込みの事業に対する繰越免許費や令和3年度以降の事業において今年度中に契約や入札が必要な事業に対する債務負担行為の補正予算審査条例の一部を改正するための条例案件、さらには、令和3年度の事業を進めるための一般会計・特別会計・企業会計予算審査がなされました。

令和3年度の予算審査においては、かねてから個人として、そして、会派として要望をしていたことが予算計上され事業化できるようになりました。一部をご紹介します。

・小学校4年生から中学校3年生までの通院医療費の無償化(所得制限あり)

→ 長年、進言をしていたことです。これで、0歳から中学卒業までようやく無償化が叶い、子育て世代に選んでもらえるまちの魅力の1つが整います。

・留守家庭児童育成クラブの開所時間の延長

→ 教育委員時代から要望してたことです。働く保護者の皆さんの味方になる事業になって欲しいと思うとともに、延長される時間が子どもたちにとっても有意義な時間となるよう、今後も公設・民営の留守家庭児童育成クラブの事業には関心をもって取り組みたいと思います。

・保育士宿舎借り上げ支援

→ 保育士の方が川西市で働きやすい環境づくりの一助になります。保育所や認定こども園を運営する事業者の方々らの声を受け取り組んでいました。保育士不足の改善につながる力強い支援です。

・学校給食費の公会計化

→ 令和4年秋の中学校給食の開始に伴い、公会計化の準備がなされます。以前から公会計化を進言していましたが、教職員の皆さんの負担が1つでも減り、本来の職務に全うする時間が増えることを期待します。

・胃がん検診での胃内視鏡検診の導入

→ 今までの胃がん検診ではレントゲン撮影しかありませんでしたが、これからは委託医療機関で胃カメラを受診できます。以前から胃カメラによる検診ができるように進言していましたが、これを機に受診者の負担軽減、胃がんのさらなる早期発見につながればと思います。

・自転車専用通行帯の整備

→ かねてから危ないとされていた川西北稜高校の通学路でもある市道898号(一庫地内)の自転車専用通行帯が整備されます。今後とも自転車の通行がしやすい、また、自転車専用通行帯の整備による自動車の運転にも安全な川西市の道路を目指します。

・(仮称)ひょうご北摂里山ライドの開催

→ 以前から日本一の里山をもつ川西市のポテンシャルを活かす、また、スポーツとしての自転車活用、さらには健康づくりの一環としての自転車普及を目的として会派で活動していましたが、今回、いよいよ県のイベントとして動き出します。

・市立川西病院跡地への福祉複合施設の整備

→ 令和3年度に北部地域の地域包括ケアシステムの拠点となる複合施設の基本構想を策定する予算が可決されました。以前から会派で提案している仙台市「アンダンチ」のように、単なる福祉施設ではない多世代が交流をし、障がいのあるなしに関わらず豊かな暮らしを提案できる施設ができるように、基本構想策定に意見をしていきたいと思います。

・農業生産施設等の整備補助金の創設

→ ”食べることは生きること” をモットーに取組んでいますが、安心で新鮮な食材を選べるように、川西市の農家の皆さんには頑張って欲しい、また、頑張るための支援をしたいとかねてから考えていました。2022年には生産緑地に対する税の優遇と制約を設けた30年の期限が切れることで、農地が宅地へと転換されることが予想されています。川西市の魅力や地産地消の維持、持続可能なまちづくりをするためにも、農業は大切な産業であると考えています。今回はビニールハウス等の整備に係る経費の補助がされることになりましたが、この補助制度も川西市の農業振興につながればと思います。

令和3年度予算審査に関しては、一般会計も特別会計、企業会計も賛成の立場を取りました。予算審査特別委員会(今回は特別会計・企業会計を担当)においては、予算執行に際して、市民の皆さんの税金をいかに活かすか、また国や県からの補助金をいかに活用できているか、有利にお金を借りられているか、予算額は適切か、さらには、事業をいかに安心安全、そして、効果的に進めていくか等の視点で発言をしました。

どのような予算編成になったかは、次の「令和3年度当初予算の概要(PDF)」をご覧ください。

https://www.city.kawanishi.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/012/340/R3yosangaiyou.pdf

令和3年度が始まりますが、コロナ禍の令和3年度は、引き続き感染予防に取組み、とりわけワクチン接種においては、安全して受けられ、また、接種順序については、適切で納得できる順で接種できるように意見を伝えました。

令和3年度は令和2年度に見送った事業やアフターコロナに向け事業を進めていく必要もあります。今、多くの時間をかけて協議されているオンデマンドモビリティ―サービスの実証実験にせよ、市立病院の跡地活用についても、市民の皆さんの声に寄り添ったものであるか、将来の川西市やそれぞれの地域の発展のためになるのかなど、市民の代表として声に耳を傾け、しっかり考えていきたいと思います。

どの世代にとっても住みやすいまち、暮らしてみたいまちになるよう、令和3年度も行政に携わる皆さんと共に頑張ります!