皆さん、こんにちは。いそべゆうこでございます。

ヘルプマークに関する啓発と推進については、過去2度一般質問をし、川西市での取り組みに継続的に力を入れています。最近は電車やバスでの掲示は勿論のこと、街中でヘルプマークをタグを鞄につけている方を、チラホラ見かけるようになりました。また、地域の方からも「私もヘルプマークをもらってきた」と言って見せてくださいました。

ヘルプマークはご承知の通り、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークですが、このマークが必要な人に役立ててもらうためには、このマークを必要としていない多くの人に、マークの意味を知ってもらう必要があります。また、このマークの存在自体を必要とする人たちに広く知ってもらい必要があります。

本日の産経新聞のインターネットの記事に、民間調査機関「ゼネラルパートナーズ障がい者総合研究所」(東京都)が障害者379人を対象に実施した認知度調査では、「ヘルプマークを知っている」と答えた人が首都圏では55%、その他の地域では38%でした。また、都の担当者が「新型コロナウイルス下では障害者が生活する上で困難な局面が多く、マークの必要性は高まっている」とコメントしていました。

今年の東京オリンピック・パラリンピックのテーマは「多様性と調和」です。ヘルプマークをもっと知ってもらうことも、誰もが生きやすい世の中になるための手段の一つだと思います。

ヘルプマークに関する啓発と推進に取り組んで以来、啓発ポスターが貼られるようになり、発行の手続きが場所が増え、市内を走る阪急バスでも啓発のポスターやシールが貼られるようになりました。引き続き、福祉部の皆さんとも協力をしながら、啓発と推進を図ります。

また、当初からある鞄につけるタグやカードタイプのヘルプマークだけではなく、プールで使えるスイミングキャップやベストにバンダナなど、様々なものにヘルプマークの活用が始まっています。川西市でも災害時に担当者が着用するベストや、障がい者や障がい者をサポートする人が避難所で着用するバンダナ、市民プールで開催される障がい者のプログラムの際に着用するスイミングキャップなど、ヘルプマークをもっと知ってもらう場と活用してもらう場を増やしていけるよう努めます。