皆さん、こんにちは。いそべゆうこ(磯部裕子)でございます。
定例会では一般質問ができます。一般質問とは、市の一般事務に対して、執行の状況や課題、将来の方針や政策的提言を本会議場で質問することです。
一般質問で大切なことは、一般質問で提案したことや課題として提議したことが、その後、どのように事務や事業に反映されているかだと考えます。そこで、令和4年6月議会においては、今まで一般質問をしてきた14の項目から5つを選んで、過去の一般質問後の状況を確認し、さらなる提案に繋げました。
今回は、その②として、感染症に対する川西市の事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)策定の考え方と市内事業者向けのBCP策定支援の現状について質問をしました。
まず初めに、感染症に対する川西市の事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)策定の考え方について質問したところ、次の答弁がありました。
・感染症に係る業務継続計画に策定は有効である。今後、本市が講じてきたワクチン接種や給付金などの様々な策はじめ、公共施設の運営や職員の業務体制については、あらゆる角度から検証を行った上で、将来にむけての記録と対策の指針(内容によってはBCPであったり行動計画であったりする)を整理し、将来に向けた非常時における適切な業務執行に備えたい。
→ 私からは、たとえ時が経て今回のコロナ禍を現場で経験した職員がいなくなった後に感染症によるパンデミックが発生したとしても、今回のコロナ禍の経験を活かせる記録と指針の策定をお願いしました。
次に市内事業者に対するBCP策定支援についての現状を質問したところ、次の答弁がありました。
・川西市商工会が川西市と共同作成した事業継続力強化支援計画に基づき、令和4年度から5年間の目標を定め、セミナーや相談などの策定支援を実施している。また、計画の進捗状況を今後は把握していく。
→ 私からは、とても重要なことでもありますが、今年度から始まった事業であり、まだあまり知られていないことも考えられるため、時期を見計らってBCP策定支援についての事業を広く知ってもらうための広報をして欲しいことを要望しました。
「準備あれば憂いなし」
VUCA時代に突入している今、未曽有の経験を活かすための策をきちんと考えること、また、多くの市内事業者の皆さんが、いざと言ったときに事業が継続できるよう、しっかりとした支援をしていくことが肝要かと考えます。
※「VUCA時代」とは、「未来を予測不能な状態」を意味する造語で、2010年ごろからビジネスシーンによく登場するようになりました。