皆さん、こんにちは。いそべゆうこ(磯部裕子)でございます。

定例会では一般質問ができます。一般質問とは、市の一般事務に対して、執行の状況や課題、将来の方針や政策的提言を本会議場で質問することです。

一般質問で大切なことは、一般質問で提案したことや課題として提議したことが、その後、どのように事務や事業に反映されているかだと考えます。そこで、令和4年6月議会においては、今まで一般質問をしてきた14の項目から5つを選んで、過去の一般質問後の状況を確認し、さらなる提案に繋げました。

先ず1つ目は、「ヘルプマークの啓発と推進」です。

ヘルプマークの啓発と推進については、平成31年3月定例会、令和元年6月・12月定例会と3度にわたって質問しています。ヘルプマークはご存じの方も多くなってきたことと思いますが、赤色の長方形のネームプレート状のタグに、白で十字のマークとハートのデザインが、上下にあしらわれているものです。外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなるようにと作成されたマークです。

川西市では平成30年4月から地域福祉課で交付が始まり、ホームページや広報誌で周知をした結果、初年度の交付は約200件でした。

最近では町なかでヘルプマークを見かけることが多くなってきました。初めてヘルプマークの啓発と推進の質問をしてから、当局には様々な部署と連携をし、ポスター掲示や交付窓口の拡大、広報みらいふでの定期的な掲載、阪急バスへの啓発の働きかけなど、本当に多くの手立てをしていただけました、そのおかけで、交付枚数も約1200枚、3年で約6倍になったとのことです。また、現在も継続して啓発と推進を続けていただいていることも、今回の一般質問で確認できました。

そこで、この先はヘルプマークを必要とする方に知っていただくことは勿論ですが、ヘルプマークを見かけたらどんな配慮や援助ができるかを考え行動できる人が増えるよう啓発を進めていくため、今まで取り組んでいない啓発媒体、PR動画を使うことを提案しました。 

川西市でも使える動画を、先日、川西まほろば会で兵庫県知事に川西市の事業推進に際しての要望を伝えに行った際、県庁のロビーで見かけました。「ひょうごユニバーサル社会づくり動画コンテスト」で入賞に選ばれたヘルプマーク啓発の作品「もちつおたれつ」(57秒の映像)で、県の福祉部ユニバーサル推進課が管理しているものです。

今後は市役所や新病院、川西能勢口のペデストリアンデッキなどでも動画や映像によるヘルプマークの啓発が進むことを期待しています。また、子ども達には一人一台持っているタブレットパソコンで、ヘルプマークの動画を見てもらえる機会があればと考えています。

そして、ヘルプマークの啓発を推進を通して、「思いやりの心を育み人と人が支え合えるまちづくり」が進めば良いと考えます。

「継続は力なり」