皆さん、こんにちは。いそべゆうこでございます。

12月議会で一番時間をかけて議論がなされたのは、建設公企常任委員会に付託された議案64号川西市市営住宅等の指定管理者の指定について」の審議です。

私は厚生文教常任委員会の委員ですので、この審議には参加できませんでしたが、同じ会派の建設公企常任委員会の委員の方に思いと意見を伝えていました。

結論から言うと、この議案には反対の立場をとりました。

その理由は、指定管理制度の導入に際しては、市民サービスの向上や経費削減につながるかなど、税金の使われ方を慎重に考えるべきであるにも関わらず、今回の費用対効果は3年間で約400万円にしかならず、十分であるとは言い難く、指定管理料の積算根拠や業務・サービス内容も、更なる精査が必要と思われました。

また、花屋敷団地などの建て替えによる市営住宅の入居者の皆さん移転も控え、市職員の方々との今までのつながりがさらに大切になるこのタイミングに指定管理者制度を導入するのが適切かどうかは疑問でした。

この議案に関しては、もう少し立ち止まって考える必要があるものを判断をし、議会最終日の表決においては、反対しましたが、結果、賛成多数で可決されました。

可決された限りは、多くの議論がなされた課題や心配ごとを払拭できるよう、市の職員の皆さんには頑張っていただきたいと思います。また、指定管理者制度が導入された後の住民サービスや施設管理の状況など、株式会社東急コニュニティーに任された業務、および、市との連携については、決算委員会や予算委員会でしっかり確認していきます。