皆さん、こんにちは。いそべゆうこでございます。

昨日から38日間の会期で令和3年第1回川西市議会定例会(3月議会)が始まりました。

冒頭、市長から令和3年度の施政方針の発表がありましたので、概要をご紹介します。尚、太字のところは、所属会派の川西まほろば会が予算要望をした施策、いそべゆうこが市長部局の方々に普段から意見を述べたり提案をしている施策です。

そして、コロナ禍ではありますが、令和3年度の施策を実施するための予算を審査する一般会計・特別会計の特別委員会に向けてしっかり準備をして参ります。

【市長として3年目を迎えて】

市長のコメントの抜粋です。

・市民とともに作り上げた「川西市第2次総合戦略」のスタートに伴い、多くの新規事業を盛り込むなど、行政運営もまちづくりも大きく前に進んでいく手ごたえを感じています。

・今まで当たり前であったことが決して当たり前でなくなった今、改めて「何気ない日常に幸せを感じる」ことが本当に価値のある尊いものであり、そのようなまちづくりを目指すとともに、市民とともにコロナ禍を乗り越える1年にして参ります。

【ポストコロナ時代の新たしい市政運営へ】

市政運営の方向性を示しています。

・ワクチン接種など感染予防対策への優先的な取り組み

・多くな影響を受けているこども、子育て世代への重点的な支援

・地域経済においては、引き続きプレミアム付き商品券の発行や新しい働き方に積極的に対応する事業者への支援

・市民生活においては、高齢者のフレイル予防などコロナ禍で健康状態の悪化や心身に不安を抱えた市民への支援

・行政運営においては、ICT総合戦略の実行による市民サービスの向上や業務の効率化、組織のあり方や働き方改革への取組

【令和3年度の重点的な取り組み】

・歳出削減に向け、「量」より「質」に重点を置いた全事業再検証や補助金制度及び使用料の見直し

・良質な医療体制の確保に向けた川西市立総合医療センター(令和4年9月開設)の準備

・現市立川西病院跡地に整備予定の(仮称)川西市リハビリテーションセンター病院への支援

・現市立川西病院跡地に整備予定の福祉複合施設整備に向けた検討

・物流施設を核とした舍羅林山の開発

・市民との対話を重視した第6次総合計画(令和5年度~)の策定に向けた取組

・情報公開と責任説明、さらには、市役所が市民に信頼される存在となるような取組

【令和3年度主要施策】

5つの視点をもとに主要施策の概要を項目で紹介します。

<暮らし>

舍羅林山の開発、新名神高速道路川西IC周辺土地利用のあり方、(仮称)川西市地域公共交通計画の策定、空家等対策計画策定に向けた市民との協働調査の実施、インターネットを活用した都市計画図面の検索及び確認と印刷システムの導入、建築計画概要書等の自動発行機の導入、道路情報閲覧システムの導入、道路や通学路の安全確保のための拡張工事や自転車専用通行帯の整備(県立川西北稜高校の通学路、市路898号における自転車専用通行帯などの整備)、公園施設長寿命化計画の更新、キセラ川西せせらぎ公園への防犯カメラの設置、公園づくりアドバイザーの派遣、市営住宅の指定管理者制度の導入、市営住宅への子育て世帯を対象とした期限付入居制度の導入、花屋敷団地の建替え工事と入居、摂代及び高芝地区内の雨水排水整備等の実施、プレミアム付商品券の発行、新商品開発や新たな販売方式導入などへの取組の支援、ビニールハウスなどの整備に係る経費の補助、コワーキングスペースの運営支援、障がい者の雇用定着のための事業者への支援、(仮称)黒川里山センター整備及び黒川公民館の保存活用に向けた検討、(仮称)ひょうご北摂里山ライド開催に向けての県や関連市町との連携 など

<安心安全>

老人福祉センターのあり方の見直し、地域包括ケアシステムにおける人員配置の拡充、介護度改善に関するインセンティブ制度の創設、自動録音機貸出年齢の引き上げ(75歳まで)、成年後見制度の普及と利用促進、生活困窮者に対する相談員の増員とLINE相談体制の見直し、課題を抱える子どもたちの居場所づくりや生活習慣の確立・学習への支援、障がい者雇用や就労促進の支援体制の構築、(仮称)手話言語条例の制定への着手、川西市立総合医療センターの建設工事と医療機器の整備、(仮称)川西リハビリテーション病院整備に向けた現病院の看護宿舎と医師住宅の解体工事、市立川西病院跡地への福祉複合施設整備の基本構想策定、胃内視鏡検査の委託医療機関での実施、健幸マイレージ事業への新たな参加者募集(1,000名)、消防救急デジタル無線の更新、女性消防士増員への対応、川西市環境基本計画及び生物多様性ふるさと川西戦略の見直し、一般廃棄物処理基本計画の策定、ビン・カンなどの収集回数の変更とビン収集時のコンテナ配布の廃止などのごみ収集体制の見直し など

<生きがい>

子ども若者相談センターの設置による家庭児童相談や教育相談の切れ目ない体制の整備、3歳児検診時の視機能検査(スポットビジョンスクリーナー)の導入、小学校4年生から中学校3年生までの通院医療費の無償化、加茂小学校での留守家庭児童育成クラブの増設、(仮称)川西北こども園の整備、民間保育所等の事業者の保育用宿舎借り上げ費用の一部補助、市立幼稚園のあり方の検討、清和台・明峰中学校区における子育て支援拠点の整備(令和3年4月開設)、地域住民による子どもの外遊びの場(プレーパーク)づくりの活動支援、小学校3年生以上を対象としたきんたくん学びの道場のモデル校の拡大、中学生を対象にした公民館での学習支援の継続、中学校の学習支援員の配置と授業や放課後等の学習支援、ICT機器を活用する授業の拡充、GAIAスクールサポーターの配置、テスト採点システムの導入、スクールサポートスタッフの配置、タブレットで利用可能な保護者との連絡アプリの導入、学校給食費会計の公会計化の準備、学校園所における多様な課題に対する早期解決のための弁護士による支援、医療的ケア児に対する対応への看護師(2名)の配置、特別支援教育のあり方や市の組織のあり方についての検討、中学校給食における食物アレルギー対応の運営準備、郷土館旧平安家住宅の耐震改修詳細計画の実施と活用方法の検討、加茂小学校・川西小学校・清和台中学校の大規模改修工事や市内9小中学校のトイレ改修 など

<つながり>

第4次男女共同参画プラン策定に向けての市民意識調査、総合センターの屋上防水工事よトイレの様式化など、AIチャットポットの本格稼働、地域単位でのファシリテーター養成講座 など

<行政経営改革大綱>

第6次総合計画の策定、マイナンバーカード特設交付窓口の設置と出張申請サービスの実施、市民課で交付する証明書の手数料支払いのキャッシュレス化、弁護士資格を持つ職員の配置、川西市の市史編纂準備、開庁時間の変更(9時から17時まで)、官民連携による政策の立案、災害時における猪名川町との避難所共同利用の協議、職員の資質向上のための人材育成基本方針の見直し、市長・特別職の給与と市議会議員の報酬のあり方の審議 など

以上、令和3年度施政方針の概要です。全容につきましては、次のURLをクリックしPDFの資料をご覧ください。

https://www.city.kawanishi.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/587/R3shiseihousin.pdf