皆さん、こんにちは。いそべゆうこ(磯部裕子)でございます。

12月議会が12月24日で閉会しました。その12月議会で一般質問をしましたのでご報告いたします。発言項目と答弁の概要は次の通りです。

総合医療センター開院にむけて、市民の皆さんの心配事の一つでもある駐車場やアクセスの課題や地域医療構想における川西市の基幹病院として、真に「市民が安心・信頼できる病院」としての準備がなされているか確認するとともに、想定される課題について提案をしました。また、保健センターにおいては、新たにできる総合医療センターが健康な人の基本健診や事業所健診を行わないことから、市民の皆さんの予防医療(2次予防)においては、今後も今までと同様、もしくは、今まで以上の役割を期待されるところであることから、施設の老朽化への対応や、乳幼児健診やら大人の健診、障がい者の機能訓練などにおいて、より良い環境やサービスが提供できるよう、様々な視点で提案しました。このブログ(その➀)では、総合医療センターに関する一般質問について、ご報告いたします。

※手描きの地図は参考資料として、一般質問の内容をわかりやすくするために作成しました。

1.「市民が安心・信頼できる病院」川西市立総合医療センター開院に向けての準備状況について

⑴ 病院専用駐車場及びキセラ川西プラザ駐車場の運用方法と総合受付までのアクセスについて

① 病院専用駐車場の台数と用途及び台数確定に至る根拠について→【答弁の概要】専用駐車場は障がい者用3台、サービス事業者用10台、救急車用4台、ご遺体搬送等用の車両用1台、タクシー待機場、バス停、乗降車用スペースを確保。また、病院北東側すぐにある「キセラ西駐車場」を優先駐車場として活用。→【いそべゆうこの要望】開院後、利用者の方々の声を聞き、当初予定した敷地内の専用駐車場や優先駐車場では不便を感じる場合は、病院のメインエントランス(南入口)に一番近いせせらぎ公園の南西端の一帯を駐車場として考えるよう提案。

② 病院利用者の駐車場と総合受付までのアクセスについて→【答弁の概要】キセラ西側駐車場の南西端(病院敷地から20メートルの所)に新たな出入り口を設け、東側入口から受付に入れるようにする。→【いそべゆうこの提案】優先駐車場に新たに設けられる出入り口付近の駐車スペースについては、ユニバーサルデザインのマーク(車椅子・杖をついた方・妊婦さんなど)を設置し、障がい者の方やご高齢の方など、出入り口付近に駐車できた方が好ましい方が駐車できるように提案。

③ 病院専用駐車場やキセラ川西プラザ駐車場の円滑運用に際しての課題について→【答弁概要】病院利用者の安全確保が一番の課題であるため、駐車場入り口や病院までの道路に警備員を配置予定。また、駐車場の利用状況を確認できるよう、病院敷地と各駐車場に満車空車を表示する設備を設置。→【いそべゆうこの提案】優先駐車場となるキセラ西駐車場の現在の出入り口界隈の市道が大変渋滞する時間帯があるため、警察に働きかけ、交通量の調査や界隈の交差点における適切な信号の点灯時間を検証し、渋滞の解消に向けて取り組むよう提案。

⑵ 病院までのアクセスの方法について

① 中心市街地の回遊性向上を目的とした移動手段(グリーンスローモビリティなど)の活用について→【答弁の概要】グリーンスローモビリティについては、現在、(仮称)川西市公共交通計画策定の中で検討中のため、開院に際しては、川西能勢口駅と病院を結ぶ送迎バスを準備。送迎用のバスはマイクロバスを利用。20分~30分間隔で運行。川西能勢口駅阪急バスターミナルを使用予定。運行ルートは産業道路から日高町に新たにできる信号を右折して、病院に向かうルート。→【いそべゆうこの提案】本来であれば、高齢者などでも乗降車しやすいノンステップのミニバス(北部の補助路線を走っているようなバス)の方が良いと思われるが、それが予算的に無理であれば、補助ステップを置くなどの配慮を提案。

② 公共交通(バス)と徒歩で来院される方の病院までのルートについて→【答弁の概要】勝福寺前や日高町のバス停、絹延橋からは徒歩でアクセスになるが、病院までのルートをわかりやすくする看板を設置。勝福寺前や日高町のバス停からは、病院北側に新しくできるスロープを使って、北側入口から入るルートもある。病院には東西南北4か所の入口が設けられる。その中心にはコンシェルジュ(案内係)が常駐し、様々な案内やサポートをする。

⑶ 川西市立総合医療センターの特徴と市民への情報発信について

① 基幹病院としての役割と充実が図られる機能について→【答弁の概要】新病院は急性期医療と高度急性期医療の一部を担う病院。小児・周産期・救急などの政策医療を引き続き提供する病院として整備。新たに救急センターを設置し、今まででは受け入れができなかった重症患者にも対応。→【いそべゆうこの確認】新病院は2次救急のため3次救急との連携や新病院では行わない専門的な治療についての連携を確認したところ、3次救急の病院とはしっかり連携をし、新病院では取り扱わない分野、例えば、心臓外科(緊急的措置が必要なカテーテルは行う)などは宝塚の専門的な病院と連携をし、重度なやけどへの対応は兵庫医大等と連携をすると答弁。

② 5つの施設整備方針の中の快適性への取り組みについて→【答弁の概要】全室個室、緑豊かな公園に隣接している利点を活かし、デイルームを広くとり眺望を確保。屋上庭園を設置。職員用の食堂や多職種が連携できるネットワークラウンジも準備。→【いそべゆうこの確認】静音性について確認。一般的な静音性を保つ建物であるため、せせらぎ公園での行事等については、どのような形であるべきか、調整をさせていただく必要はあると答弁。→【いそべゆうこの要望】せせらぎ公園で行われている各種イベント(かわにし音灯り、川西音楽祭、ロハスパークなど)は、市民の皆さんが手作りで創り上げてきた川西市の風物詩であり、人と人とのつながりを豊かにするための文化であるため、共存共栄が一番望ましいが、主催者の皆さんと誠実に向き合いながら、検証していく調整していくことで、最善最良の方向性を見出す努力を強く要望。

③ ラピッドカー(医師が救急現場に向かうための緊急自動車)の運用について→【答弁の概要】可能な範囲でラピッドカーを運行。→【いそべゆうこの要望】運用範囲を拡大し、救命救急率向上にむけて、全ての救急出動に対応できるくらいの安心感を提供できるよう検討していくことを要望。

④ 川西市立総合医療センター開院に向けての市民への情報発信について→【答弁の概要】8月20日頃には竣工式や見学会を実施予定。→【いそべゆうこの提案】PR動画の活用やホームページに特集を設け、準備の過程や基幹病院としての位置づけや役割、地域包括ケアシステムに関することなど(日頃からかかりつけ医やかかりつけ薬局をもち、いざといった時には新病院と連携できることなど)も情報発信して欲しいことを提案。

以上、一般質問の一部ではありますが、新しくできる病院、総合医療センターがその目標として掲げている「市民が安心・信頼できる病院」として、開院準備がなされているのか確認できたこと、市民の皆さんの声を代弁し、提案や要望したことをご報告いたします。

大項目2.の保健センターの今後の役割については、総合医療センター開院に伴い、予防医療(2次予防)といわれる基礎健診や事業所健診、人間ドッグについて、役割やすみ分けされます。そのことにより、今までの市民サービスを低下させることなく、それらの健診事業がなされるのか、さらには、そのためには何が必要か、一般質問をしました。その内容は「その②」でご報告いたしします。